南東アナトリア
ネムルト山
標高2,134メートルの頂に、忘れられたコンマゲネの王が築いた墓所と聖域。神々と鷲の巨大な石の頭部がそれを守っています。日の出と日の入りには、倒れた像が山々の海の上でオレンジ色に燃えます — まったくこの世のものとは思えない光景です。
- 場所
- アドゥヤマン、東トロス山脈
- ベストシーズン
- 5〜10月(冬は積雪で道路閉鎖)
- 行き方
- 拠点はカフタか、カラドゥット村(アドゥヤマン空港から1時間半)。道路が開いているのはおおむね5〜10月です。
- 食べる・飲む
- カラドゥットのペンションは、日の出を目指す客のために家庭料理の夕食を用意してくれます。アドゥヤマンに戻ったら、チー・キョフテとピスタチオたっぷりの菓子を。
- ヒント
- 日の出を狙って。8月でも防寒着を — 山頂の風は氷のようです。拠点はカフタかカラドゥットに。
物語
コンマゲネのアンティオコス1世は、ローマとペルシアのあいだに横たわる小さな緩衝国を治めていました — そして、どちらとも違うかたちで記憶されることを選びました。もっとも高い山の上に、砕いた石を積み上げた高さ50メートルの墳丘を築き、その両脇のテラスにゼウス、アポロン、ヘラクレスと並んで自らを玉座に据えたのです。アレクサンドロスとダレイオスの双方にさかのぼると自称した血筋の、自ら神を名乗る王。地震が9メートルの胴体から頭部を落とし、そしてそれこそが、誰もがここへ見に来る光景になりました — 山々の海の向こうを静かに見つめる、巨大な石の顔たち。
大切なのは、その儀式そのものです。暗いうちに車で登り、最後の600メートルを歩いて上がり、日の出が東のテラスに火を灯すのを見る(あるいは日没が西のテラスを染めるのを)。8月でも本物の上着を持っていってください。山頂の風は噛みつきます。墳丘の中心にあるはずの彼の玄室は、いまだに見つかっていません。下りにはローマ橋ジェンデレとカラクシュの墳丘に寄り道を。そして日程は、シャンルウルファやギョベクリ・テペと組み合わせて考えるのがおすすめです。
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