地中海 — ターコイズ海岸
シデとアスペンドス
小さな半島に築かれたギリシア・ローマ期の港町。アポロン神殿の大理石の柱が、海に沈む夕日を額縁のように切り取ります。近郊のアスペンドスには、ローマ世界で最良の状態を保つ劇場があり、いまも公演が行われています。
- 場所
- アンタルヤ東方、マナヴガト
- ベストシーズン
- 4〜6月と9〜11月。神殿での日没を
- 行き方
- アンタルヤ空港から東へ75km。バスとドルムシュがマナヴガト経由で走っています。アスペンドスとマナヴガトの滝は道中にあります。
- 食べる・飲む
- 神殿の下、旧港をぐるりと魚料理店が囲んでいます。内陸のマナヴガトは川マスの炭火焼きとチョプ・シシュの串焼きで知られています。
- ヒント
- 遺跡は現代の集落と織り合わさっています。列柱の通りを歩いて旧港まで下ってみてください。
物語
シデはパンフィリア最大の港でした。奴隷市場であり、海賊の隠れ家であり、ローマ期には目抜き通りを大理石で舗装し列柱で飾れるほど豊かな都市でもありました。クレオパトラとマルクス・アントニウスが会ったのもここだと伝えられます。遺跡が打ち捨てられることはありませんでした。19世紀にはその内側に漁村が育ったため、いまでは15,000人収容の劇場とビザンティンのバシリカを通り過ぎて、ペンションの庭やビーチバーにたどり着くことになります。
半島の先端では、再び立てられたアポロン神殿の5本の柱が海を切り取っています。日没時、これはトルコの地中海岸でもっともロマンティックな一枚の眺めです。内陸へ20分のアスペンドスの劇場は、ローマ世界で最良の保存状態を誇ります。舞台建築は41段の客席の高さまでそのまま残っており、夏の夜にオペラやバレエを観る機会があるなら、なんとしても逃さないでください。
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